暖簾の素材は、見た目にも影響します。
日本は高温多湿の環境なので、できるだけ湿気対策に
優れた生地を使用したほうが、くたびれた印象を与えずに済みます。
注目したいのは麻です。
適度に湿気を吸収し、必要に応じて
湿気を放出します。
湿度調整機能が自然に発揮されますので
さらっとした感触が得られます。
手や顔に触れたときに、自然な風合いとなって感じられるので快適です。
常に湿度を調整しているので、気化による温度の変化があり、
涼しい感覚になります。
暖簾が麻ならば、打ち水をしたときの気化現象と
同様の効果が得られるので、通る人にとって涼しげです。
太くて固い素材なので、安定感もあります。
それなりの重さになりますので、見た目にも安定しています。
設置する場所の関係で軽くしたい場合は、ポリエステルを
混ぜ合わせたタイプを選ぶと良いでしょう。
混合させて紡ぐと軽くなります。
特徴的なのは発色です。
とても落ち着いている色合いですから
目に優しく、和風のテイストとして
最適な生地です。
鮮やか過ぎない色合いは、主張し過ぎることがなく
どのような環境にも溶け込めます。
洗濯すると、型崩れしやすいのが難点ですが、
もともと汚れにくいので洗濯する回数を減らしても良いでしょう。
麻を多めにしつつもポリエステルを混ぜて織り込めば、
しなやかさが生まれます。
ポリエステルとの混合により、洗濯しても型崩れしにくくなります。
年に一度の、大掃除のときの洗濯など、回数を最初から
限定していれば、無理なく清潔に使用できます。
季節別・地域別に見る日本の気候の特徴
日本の気候の最大の特徴と言えば、四季がはっきりとしているということです。
季節別に見る日本の気候の特徴についてですが、春は春の到来を告げる南寄りの強い風の春一番が吹き、夏に向けて徐々に気温が上昇していきます。春から夏に移行する間には梅雨の時期があり、梅雨前線の停滞により降水量が増えて日照時間も短くなります。
梅雨が明けると本格的な夏が到来し、気温や湿度が上昇します。秋は台風が多くなり、徐々に冬に向けて気温が低下していきます。冬は西高東低の気圧配置で厳しい冷え込みとなります。
地域別に見る日本の気候の特徴についてですが、北海道は気候区分が冷帯湿潤気候で冬は寒く積雪も多いです。夏は涼しく過ごしやすいという特徴があります。
本州の太平洋側と日本海側にも大きな気候の差があり、日本海側は北西の季節風の影響で積雪も多く冬は寒いですが、太平洋側は冬でも比較的暖かいです。
北から南に行くにつれて気候は暖かくなります。沖縄は年間を通して暖かいです。冬でも気温が10℃を下回ることはなく積雪もありません。
内陸部の盆地は寒暖の差が激しく、冬は寒く夏は暑いです。昨今の異常気象により夏は猛暑日が続くこともありますし、冬は厳しい冷え込みに見舞われます。