のれんと聞くと和風なイメージがあります。仕切りに使うにはちょうど使い勝手が良く、昔から家庭には必ず1枚はあったものです。
のれんが一枚さえあれば、部屋のイメージはがらりと変えられます。どんな雰囲気にしたいかよく考えて買うようにしましょう。センスの有り無しはのれんひとつで決まります。
最近では、障子よりもカーテンを付ける家庭が増えてきました。洋風の家が増えてきたのが原因ですが、障子の張り替えが面倒だという理由もあります。

最近のカーテンは進化していて、エコにも対応しています。冬は暖かく過ごせるように、夏は直射日光を遮ってくれるカーテンが続々と販売されています。家計にも優しいタイプを選ぶといいでしょう。
昔は輸入品で高価な品だった?カーテンの歴史
日常に使われるカーテンですが、その歴史は大変古いものです。カーテンの最も古いものは古代エジプトのもので、今のように布で作られていたわけではなく動物の毛皮を部屋の入り口に扉の替わりにただ吊るすだけで、とてもカーテンと呼べるものではありません。
その後時代が進み、ローマ時代の絵画の中にカーテンらしきものが描かれていることから、この頃にはカーテンが使われていたと考えられています。
布が作られるようになってからは、寝台や天蓋を覆うものとして使われていたようです。日本では、平安時代に簡単に姿を見られないように、几帳や御簾、壁代を下げていていました。
これがカーテンの原点といえます。
実際に日本で使うようになったのは江戸時代も終わりのころ、幕末から明治にかけて当時は窓掛けと呼ばれ、そのほとんどが輸入品で高価なものでした。
その後カーテンとよばれるようになったのは明治末期からで、材料となる絹や綿、麻などが使われて国内でも生産されるようになりました。そして昭和30年代になり、日本住宅一般住公団により住宅産業が増えたためカーテンが生産されるようになり、一般家庭にも広く普及するようになりました。
日本らしくのれんを活用してみる
家でのれんを活用する方法としては、多いのが玄関先にかけておいて家にお客さんを招待しても、入ってすぐに家の中が見えないようにすることで上品な印象を持ってもらえることができます。
また、扉がない場所で目隠しのためにのれんをかけておいたり、冬に風通しがあり寒さを防ぐ目的としても使われます。反対に、夏の暑い時期に麻ののれんをかけておくと、涼しさを感じることもできます。
のれんとはシンプルなもののようですが、素材によっても雰囲気が大きく変わりますし柄を入れる方法もいくつかありますので、製作を考えてみると案外奥が深くて悩ましい部分もあり、楽しめるものだというのがわかります。

また、のれんにもエコに特化した素材が徐々に出始めています。京都のれんではペットボトル再生繊維を用いたサステナのれんという物も制作可能です。
似ているツールですが、それぞれに役割が違いますので、上手く活用することでより上質な暮らしができるのではないでしょうか。

















