テトロントロピカル|イベントのれんの製作に向いている

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イベント暖簾やのぼり旗には、100%ポリエステルの
テトロンポンジがよく使われます。

しかし同じくポリエステルのテトロントロピカルは、
テトロンポンジよりデニール数がおよそ2倍もあり
優れた耐久性を持っています。

デニール数は生地の強さの目安になる数値で、
糸が丈夫で厚手になると高い数値になります。

そのため、強い雨や風などの悪い天候の時にも
使う必要があるイベント暖簾には、テトロントロピカルの
方が適しています。

イベント向きの生地

また厚みがあるにも関わらず軽さや伸縮性もあるため、
チーム旗や応援旗などデザイン性の高い旗に
使用されることも多いです。

その他、光沢感があって、インクの浸透性にも優れており、
屋外で販促活動を行う場合にもよく利用されています。

尚、発色はきれいですが、厚みがある分、
裏抜けは多少弱くなる傾向があります。

全国で製作されているイベント暖簾やのぼり旗は
ほとんどテトロンポンジかテトロントロピカルの
どちらかで作られています。

どちらも丈夫ですが、屋外で使用すると徐々に
日焼けを起こします。また洗濯すると、ほつれたり
色落ちしたりする恐れがあるため、洗いたい場合は
専門のクリーニングに頼む方が安心です。

予算の関係で自分で洗う場合は、手洗いが
おすすめです。そして乾燥機は使わずに、
陰干しすると生地が傷みません。

その他、イベント暖簾製作を依頼する際は、生地の見本を
見せてもらうことができます。

業者によっては、サンプルを郵送してくれるところもあって便利です。

横断幕

 

「デニール」=繊度とは?糸や繊維の太さを表す単位について

タイツやストッキングでも使われる「デニール」という単位、フランス語で貨幣を表す単語に由来します。9000メートル辺りの絹糸の重さが1グラムのものが1デニールとなっており、糸の質量で太さが違ってくるのです。

ちなみに、デニールだと絹糸・フィラメント糸が基準ですが同じく糸の質量で測るテクスは糸の種類や紡績方法に関係なく1000メートル当たりの糸の重さが1グラムのものを言います。

9000メートルよりも1000メートルという区切りの数字の方が計算はしやすいものの、どちらとも普通に用いられています。国際標準方式としてはテクスの使用の方が進められています。

日本国内でも日本工業規格・JISとして規格化されており、タイツなどの厚みを知る上で欠かすことの出来ない単位となっているのです。どちらも量り方の基準としては同じものなのですから、その数字が大きくなればなるほど糸が太くなっていきます。

ちなみに、本場フランスのパリジェンヌは20デニールや25デニールといった透け感の高い薄いタイプのタイツを好むそうです。

糸の太さが細くなればなるほど防寒性は減っていくのですが、おしゃれな彼女らは美しさを重要視するのでしょう。