楽屋用のれんはさまざまな方法で印刷することができます。
利用する人の個性に合わせて印刷方法を選ぶことも可能です。
使われるデザインも時代により移り変わりがあり、
昔の時代には使用されなかったタイプのデザインも
作ることができるようになりました。
楽屋のれんで最近流行しているのは、グラデーション印刷を使用したものです。
同じ色を均等に使うタイプのデザインにはない独自の魅力があります。
色の濃さを徐々に変化させることで、これまでにはなかった
華やかなタイプの楽屋のれんを作ることもできます。
右側に行くにしたがってだんだん濃くなっていくタイプのものも作れれば、
逆に薄くなっていくデザインのものも作れます。
グラデーションは横方向だけでなく、縦方向にデザインすることもできます。
上から下にだんだん色が濃くなっていくものも製作でき、
独特の雰囲気を持つものが作れます。
使用するカラーを自由に選べることもグラデーション印刷の魅力になっていて、
どのような色を使うかによっても雰囲気は大きく違ってきます。
赤やオレンジなどの明るい色のグラデーションをつけることもできます。
青や緑などのグラデーションも大人っぽい魅力があります。
転写紙を使用して転写する方法
グラデーションのデザインを使用した楽屋のれんを使用する場合には、
印刷をする方法もしっかりと選ぶ必要があります。
グラデーションと相性の良い印刷方法を選ぶことが重要で、
数ある印刷方法の中でも特におすすめできるのが昇華転写という方法です。
この方法がグラデーションのデザインに向いているのは、
鮮やかできれいな印刷ができるからです。
昇華転写で楽屋のれんを製作する場合に必要になるのは
インクジェットタイプのプリンターです。
まず印刷したいデザインをパソコンのグラフィックソフトなどで編集して、
プリンターで紙に印刷します。使用するのは転写紙という専用の紙で、
プリンターで印刷をすることにより、転写のために使用できるようになります。
デザインを印刷したい楽屋のれんとプリントされた転写を重ね合わせ、
熱転写機という機械を使用して転写します。
温度を非常に高くすることで、転写機に含まれているインクが気化して、
デザインが転写できる仕組みです。この方法を使用して印刷をすれば、
複雑なグラデーションを使用しデザインされたものも簡単に作ることができます。
生地の繊維にしっかりとインクをしみこませることができるので、発色が非常に良いです。