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発祥から800年の歴史があるのれん

暖簾と聞くと、お店の出入り口に吊るしてある布製の看板のようなものでお店が営業していると吊るしてあって定休日のときにはしまってあるもの、そこにはお店の種類ごとに特徴的な文字が記載してあるなどの印象を持つ人は多いのではないでしょうか。

暖簾の歴史は実に古いといわれているのですが、発祥は約800年で定式を得てからは600年など長い歴史が存在しているようです。暖簾は、通販サイトなどで購入することも可能ですが、お店を営業している会社が古くから専門的に取り扱っている場合には老舗となるところも少なくありません。

老舗の特徴の一つに数代引き継がれて、現代にその名を継承しているなどが挙げられます。通販サイト内には会社概要が掲載してあることがありますが、会社概要を見ると創業明治や大正などになっていたり、中には享和・文化・文政・天保・弘化など一般的に江戸時代と呼ばれていたころに創業、このような老舗のお店も実在しているのではないでしょうか。

ハードロックカフェのれん

ハードロックカフェなどでも暖簾を使うことで集客効果への期待ができますし、暖簾は色々なデザインを自在に作る出せるなどからもハードロックカフェにもピッタリ、インテリアやお店の顔にすることもできる作品が多数存在します。

機械ではなく人の手で作るこだわり

のれんの歴史

暖簾に限ったことではないのですが、日本の伝統工芸の分野では職人さんの手でなければその味や風合いを出すことができない、このようなこだわりを持つ会社は機械に頼ることなく手作業でモノづくりが行われることも少なくありません。

機械で作ることもできるものの、職人さんの感覚や技術、そしてノウハウを使うことで機械では作り出せないものを人が行う、このようなこだわりを持つモノ作りも存在しているわけです。

暖簾に印刷を行うとなったときにはインクジェットプリンターなど現代の技術を使えば簡単に製作ができるわけですが、古くから暖簾に携わっている会社の中ではインクジェットプリンターも使用するけれども、空中に貼った生地に紋や屋号を大きく染める伝統技法でもある印染めや祇園白川などでのモノづくりが行われている会社も少なくありません。

印染めは、地色を均一にかつムラなく染めることが求められるわけですが、祇園白川にあるお店などではこのような手作りで風合いを持つもの職人さんのこだわりを感じさせてくれるものがマッチします。機械で作ることはできるけれども細かな部分については人の手がなければ難しい、このような作品は祇園白川に最適です。

グラデーションを使用した流行のデザイン

楽屋用のれんはさまざまな方法で印刷することができます。
利用する人の個性に合わせて印刷方法を選ぶことも可能です。

使われるデザインも時代により移り変わりがあり、
昔の時代には使用されなかったタイプのデザインも
作ることができるようになりました。

楽屋のれんで最近流行しているのは、グラデーション印刷を使用したものです。

グラデーション印刷ののれん

同じ色を均等に使うタイプのデザインにはない独自の魅力があります。
色の濃さを徐々に変化させることで、これまでにはなかった
華やかなタイプの楽屋のれんを作ることもできます。

右側に行くにしたがってだんだん濃くなっていくタイプのものも作れれば、
逆に薄くなっていくデザインのものも作れます。

グラデーションは横方向だけでなく、縦方向にデザインすることもできます。
上から下にだんだん色が濃くなっていくものも製作でき、
独特の雰囲気を持つものが作れます。

使用するカラーを自由に選べることもグラデーション印刷の魅力になっていて、
どのような色を使うかによっても雰囲気は大きく違ってきます。

赤やオレンジなどの明るい色のグラデーションをつけることもできます。
青や緑などのグラデーションも大人っぽい魅力があります。

転写紙を使用して転写する方法

グラデーションのデザインを使用した楽屋のれんを使用する場合には、
印刷をする方法もしっかりと選ぶ必要があります。

グラデーションと相性の良い印刷方法を選ぶことが重要で、
数ある印刷方法の中でも特におすすめできるのが昇華転写という方法です。

この方法がグラデーションのデザインに向いているのは、
鮮やかできれいな印刷ができるからです。

昇華転写で楽屋のれんを製作する場合に必要になるのは
インクジェットタイプのプリンターです。

まず印刷したいデザインをパソコンのグラフィックソフトなどで編集して、
プリンターで紙に印刷します。使用するのは転写紙という専用の紙で、
プリンターで印刷をすることにより、転写のために使用できるようになります。

デザインを印刷したい楽屋のれんとプリントされた転写を重ね合わせ、
熱転写機という機械を使用して転写します。

温度を非常に高くすることで、転写機に含まれているインクが気化して、
デザインが転写できる仕組みです。この方法を使用して印刷をすれば、
複雑なグラデーションを使用しデザインされたものも簡単に作ることができます。

生地の繊維にしっかりとインクをしみこませることができるので、発色が非常に良いです。

自由な表現ができるのれん

展示会でも活躍!のれんで高級感のある入口を演出

かつては、多くのお店でのれんが使用されていました。
最近でも、温泉や銭湯、旅館などの和風を演出しているお店で
使用されることがありますが、目にすることはめっきり減りました。

しかしながら、のれんは高級感を演出するためのアイテムとして
非常に使え、展示会などでも活躍します。

活躍する

展示会を開催する場合、展示内容に気を配ることはもちろん必要です。

しかし、成功させるためには、展示してあるものだけではなく、
様々な要素を揃える必要があります。

案内係のマナーや、人が集まりやすい場所で開催することはもちろん
重要ですが、展示をする部屋や建物も考慮する必要があります。

建物自体が、展示内容と明らかにマッチしていなければ、人には
違和感を与えてしまいます。

洋風な建物の中に、和風の展示をすれば、優れたキュレーターなどが
いない限り、あまり人気が出ません。

また、建物があまりに安っぽく、展示に向いていないようであれば、
建物自体が雰囲気を壊してしまいます。

また、展示をする部屋にも、最大限の気配りや工夫が必要です。
展示内容と部屋の雰囲気は、マッチしている必要があります。

展示してあるものが高級品であるのに、部屋がありきたりなもので
あれば、来訪者の高い評価を得ることはできません。

展示会にのれんを使用することにより、高級感がある雰囲気を作れ、
来訪者の高い評価を得ることができます。

お店に合わせること

逆に、庶民的なのれんを使用すれば、安っぽい雰囲気をあえて出す
ことも可能です。

このように、外部要因を作ることも、展示内容を引き立てるために、
大いに活躍します。

 

展示会マーケティングにおける効果的なアプローチ方法

ビジネスマン同士を対象にするビジネスでは展示会マーケティングは大変重要な要素を持ちます。

そのビジネスに興味を持つお客さんがやってきて直接感想などが聞けるからです。その時点では契約がまとまらないにしても、その後から連絡を取り続けるようなことをしていけば顧客に繋げられます。

問題はどのように顧客にしていくかです。ここで重要なのは展示会で直接話が聞けた人の中で契約などに繋がるのは約10%という点です。

中にはすぐ商談を行いたいという人はいるかもしれませんが、焦らずにじっくりとアプローチをかけていくことで将来的に顧客にさせていくことは可能です。

ここでは多くのビジネスマンの名刺を手にすることになりますが、その取捨選択、選別が重要です。ポイントは事前に見込み度が高そうな人を見つけておくということです。こんな人に顧客になってほしいという理想像があるものですが、これを設定しておくだけでも目星をつけやすくなります。

見込み度が高そうな人から名刺をもらえばすぐに契約に結び付け、まだ見込み度が低そうな場合には後で名刺を整理して優先順位をつけて案内をしていくことになります。

見込みがある人には素早く、ない人にはじっくり攻めるというスタンスが大切であり、そのようなコミュニケーションをとれば安心です。

チームを応援!のれん通販で「幕」を購入

のれんといえば、ラーメン屋や居酒屋など飲食店で
集客効果を高めることを狙いとして使用することがある
アイテムで、のれん通販を利用して手に入れることができます。

居酒屋のれん

既製品だけでも色々とそろっていますし、文字や大きさを変え
オリジナルの形にして注文することも可能ですから
とても頼りになります。

そんなのれん通販では、のれん以外のアイテムを
取り扱っていることもありますので、覚えておくと
役に立つことがあります。

例えば、のれん通販では幕を取り扱っていることがあります。
よくある活用法として挙げられるのが、スポーツの試合の時に
横長の幕を用意して、チームを応援するというものです。

チームを応援する時には、声援を送って選手を
後押しするといったことがよくありますが、それに加えて
こういったアイテムを用意して掲げておくことで、
活気づいて応援に熱が入るものです。

手振り旗

そうすると強く思いが伝わり、選手たちもプレーに
熱が入ることもあるでしょう。

ちなみに、のれん通販の中には、野球やサッカーの
横断幕を取り扱っているところがあります。

すでにイラストが入っていてデザインが完成している
アイテムで、これにチーム名などを入れれば
簡単にオリジナルのデザインの物を手に入れることができます。

文字を入れる時には、書体を選んだり、書体の色を
選ぶことができますので、自分のイメージ通りの物を
作成しやすいものです。

オプションで糸色を選べるなど色々な調整ができることも
ありますので、考えてみると良いでしょう。

 

スポーツ心理学で競技力アップ!?心の面から選手をサポート

スポーツは肉体を鍛え、技術を磨くことで良い成績を残すことが出来ます。

しかし、人間の体は機械ではありませんから、肉体を動かそうとする心も重要な要素です。記録を達成しようという目標設定やライバルに対する闘争心があることで、肉体を鍛えるトレーニングもより効果が出てくるのです。

そのために行うのがメンタルトレーニングですが、指導者はいい加減なことをしても結果が出るとは限らず、正しく心のサポートを行うためには心理学のスキルを学ぶ事が必要です。

そこで用いられるのがスポーツ心理学で、体と心がいかに関係しているのか、緊張や不安といったパフォーマンスを低下させる要因をいかに取り除いていくのか、というように幅広い分野での研究が行われています。現在はスポーツだけでなく、怪我をした人のリハビリなど体を動かすこと全般で活用されるようになりました。

スポーツ心理学は日本では本格的に始まったのは、日本スポーツ心理学会が設立された1973年からと言われています。

歴史にしてみるとほんの30年くらい前のことです。ただその前の段階である体育心理学は戦後間もなくから行われており、1964年の東京オリンピックそして、その翌年の1965年に設立された国際スポーツ心理学会の影響もあり日本スポーツ心理学会設立までこぎつけたのです。

麻|暖簾の高級感を演出する

暖簾の素材は、見た目にも影響します。
日本は高温多湿の環境なので、できるだけ湿気対策に
優れた生地を使用したほうが、くたびれた印象を与えずに済みます。

特性

注目したいのは麻です。
適度に湿気を吸収し、必要に応じて
湿気を放出します。

湿度調整機能が自然に発揮されますので
さらっとした感触が得られます。

手や顔に触れたときに、自然な風合いとなって感じられるので快適です。
常に湿度を調整しているので、気化による温度の変化があり、
涼しい感覚になります。

暖簾が麻ならば、打ち水をしたときの気化現象と
同様の効果が得られるので、通る人にとって涼しげです。

太くて固い素材なので、安定感もあります。
それなりの重さになりますので、見た目にも安定しています。

設置する場所の関係で軽くしたい場合は、ポリエステルを
混ぜ合わせたタイプを選ぶと良いでしょう。

扱いやすい混合させて紡ぐと軽くなります。
特徴的なのは発色です。

とても落ち着いている色合いですから
目に優しく、和風のテイストとして
最適な生地です。

鮮やか過ぎない色合いは、主張し過ぎることがなく
どのような環境にも溶け込めます。

洗濯すると、型崩れしやすいのが難点ですが、
もともと汚れにくいので洗濯する回数を減らしても良いでしょう。

麻を多めにしつつもポリエステルを混ぜて織り込めば、
しなやかさが生まれます。

ポリエステルとの混合により、洗濯しても型崩れしにくくなります。
年に一度の、大掃除のときの洗濯など、回数を最初から
限定していれば、無理なく清潔に使用できます。

 

季節別・地域別に見る日本の気候の特徴

日本の気候の最大の特徴と言えば、四季がはっきりとしているということです。

季節別に見る日本の気候の特徴についてですが、春は春の到来を告げる南寄りの強い風の春一番が吹き、夏に向けて徐々に気温が上昇していきます。春から夏に移行する間には梅雨の時期があり、梅雨前線の停滞により降水量が増えて日照時間も短くなります。

梅雨が明けると本格的な夏が到来し、気温や湿度が上昇します。秋は台風が多くなり、徐々に冬に向けて気温が低下していきます。冬は西高東低の気圧配置で厳しい冷え込みとなります。

地域別に見る日本の気候の特徴についてですが、北海道は気候区分が冷帯湿潤気候で冬は寒く積雪も多いです。夏は涼しく過ごしやすいという特徴があります。

本州の太平洋側と日本海側にも大きな気候の差があり、日本海側は北西の季節風の影響で積雪も多く冬は寒いですが、太平洋側は冬でも比較的暖かいです。

北から南に行くにつれて気候は暖かくなります。沖縄は年間を通して暖かいです。冬でも気温が10℃を下回ることはなく積雪もありません。

内陸部の盆地は寒暖の差が激しく、冬は寒く夏は暑いです。昨今の異常気象により夏は猛暑日が続くこともありますし、冬は厳しい冷え込みに見舞われます。

エステルキャンバス|耐久性に優れた暖簾なら

綿に近い質感の生地にエステルキャンバスがあります。

エステルキャンバス

素材としてはポリエステルですが、綿の風合いが感じられます。
綿のような風合いで、しっかりとした感触がありますが、
汚れにくいのも特徴です。

付着した汚れは、拭き取りやすく、清潔に維持管理しやすいです。

暖簾に使用すれば、人間の皮脂に対しても耐久性能を発揮します。
皮脂は油汚れと同じですから、できるだけ吸収させずに、
素材として弾き返せると理想的です。

綿風ポリポリエステル生地は、人間の皮脂が付着しにくく
表面的に光沢感があります。

表面的な光沢感が、皮脂の汚れを
付着しにくくしています。
エステルキャンバスは、綿の風合いを
持たせてあるポリエステルなので、見た目だけでは
綿なのかポリエステルなのか、判別しにくいのが特徴です。

暖簾は人が手で触ったり、顔に直接触れたりする機会が多いので、
普段から清潔に維持管理できたほうが衛生的です。

こまめに洗濯できる環境ならば良いのですが、もともと暖簾を
洗濯する機会は、年末の大掃除のときなどに限られる場合が多いです。

暖簾は空気の通り道にもなりますので、換気のとき以外でも
風が埃を運んできやすいです。

綿風ポリエステルならば、風に運ばれてくる埃が付着しにくくなります。
ポリエステルならではの光沢感が弱めてあると言っても良いので、
文字の発色が柔らかくなります。

温かみのある文字や、穏やかな空間を演出したいときに
最適な素材です。

エステルキャンバスはトートバッグにも利用されることが多く、
普段から親しまれている素材なので、違和感無く調和します。

 

【東日本編】地域で異なる生地の特徴・特色

数多くの繊維産地がある東日本地域の中でも、最北に位置しているのが米沢織の産地として有名な米沢市です。

自然の草木で染めた糸を使用して織り上げられた美しい織物は見る者の心を魅了し、袖を通せばその軽やかさに驚くと言われています。その発祥は古く、400年以上前にさかのぼります。

関ケ原の合戦後に会津120万石から米沢30万石に移封された上杉藩の重臣直江兼続が、藩の収益拡大と領内の産業発展を図るために元々特産品であった麻織物の原料となる青苧や、絹織物の原料を生み出す蚕の餌である桑などの、繊維に関わる植物を藩で買い上げ奨励しました。これを製品化して全国に販売するようになったのが発端と言われています。

その後、織物産業が発展した江戸時代には、当時の先進地であった新潟の小千谷から縮の技術を導入して武家の女性に内職として機織りを習得させることで「米沢織」というブランドを強化させ、藩の財政立て直しを目指しました。当初は麻織物でしたが、養蚕が盛んになっていくにつれてより高級な絹織物の生産が中心となるなど発展を続けて現代に至っているのです。

現在でも男用の袴用途としては90%以上の全国シェアを誇り、婦人用スーツやフォーマルドレスなどにも用いられるなど、和装、洋装を問わず幅広く愛用されている織物です。

天竺木綿|オリジナル性の高い暖簾を作るなら

飲食店や小売店などの店先でよく見られる暖簾は、
屋号や商号などが目立つように描かれていることも少なくありません。

元々は、禅家において冬の寒さを防ぐために、簾(す)の
隙間を覆うための布として使用されていましたが、現在は
店先や部屋の境界に、日よけの目的や目隠しなどのために
つり下げられています。

のれんの形

店先で使用するものに関しては、暖簾が出ていることが
営業中のしるしにもなり、デザインが目立つことで
客寄せの効果も果たします。

天竺木綿は、矢や厚手の生地であり、たて糸とよこ糸を
平織り物の一種になります。

この名前の由来は元がインドから輸入されていたことにちなみます。

白地のままカバー類や粉袋に使用したり、漂白・染色をして
シーツやテーブル掛けをはじめ様々なものに使用されています。

商売を行う店にとって、暖簾はただの日よけや目隠しではありません。

「のれんに傷がつく」と言われるように、店の誇りや
伝統の象徴でもあるのです。

お客さんを呼び込む目的も果たす為に、オリジナル性の
高いものを作る事が重要になります。

天竺木綿を使用してオリジナル性の高い暖簾を
作るときには、染料を用いて生地を着色させることで
木綿が持つ自然で優しい独特の風合いに、染めの
インパクトが加わり特徴のある肌触りのものを作る事ができます。

この素材は様々な方法で着色が出来ます。
直射日光にさらされる場合は、耐候性のある
インクでのプリントも選べます。

平織りのしなやかな素材感はそのままに独特の質感を持った
オリジナルのものが作れます。

また、価格帯も比較的安価で手に入れることができ、
専門の制作会社で天竺木綿によるオリジナルデザインの
ものを依頼できます。

製作会社

インドの旧名「天竺」の由来とは?

インドはかつて「天竺」と呼ばれる国でした。
その由来となったのは、後漢書にてその様に記述されるようになってからのことです。

それまでは、司馬遷の「史記」においては、インドを「身毒」という漢字を当てた記述がなされています。中国に比べると場所が離れていることか、日本の記述に天竺が登場するのはかなりあとになってからのことになります。

日本においては、「義経記」に天竺という言葉が初めて登場し、その記述の中では当時唐土と呼ばれていた中国と、天竺、そして日本を合わせて全世界との記述がなされています。

当時はまだ欧米との交流がなかったことが伺える記録で、近隣諸国のみの認識しかないことが記述から理解することができるようになっています。

原義では印度のことを当時は天竺と称されていたものの、日本ではその原義から離れ、はるか遠方の異国から来た珍しいものに対して天竺という言葉が使われるようになりました。

天竺という言葉を接頭辞として使う言葉の使い方が生まれたのです。例えば、かつてはダリアのことを天竺牡丹と呼びましたが、これも同様の使い方であり、オランダという遥か彼方の異国からもたらされた牡丹ということから、天竺が使われています。

帆布|幅広い用途で用いられている暖簾の綿生地

織り目が鮫の肌のように見えることから、シャークスキンと
呼ばれている生地があります。

暖簾やのぼり、横断幕によく使われる生地で、天竺よりも
厚みがあるのに柔らかい風合いが魅力の生地となっています。

染めることでさらに美しくなり、オリジナル暖簾を作って
店先に使用している人も多くいます。

生地の種類丈夫であることも特徴ですが、帆布よりも
薄手になるため、いろいろな用途に使われる
こともあります。

暖簾に使用される場合は、撚りの強い糸2本と
太めの糸1本を交差させて織り込み、表面に
凸凹とした表情を作ります。

最近アパレル製品に使用されるシャークスキンでは、
縦横に別々の糸を使用することで、織り目や柄をはっきりと見せる
効果を狙い、これを鮫の肌に見立ててシャークスキンと呼んでいます。

スーツに仕立てた時のシャークスキンの魅力は、何と言っても
伝統的スタイルが決まることです。

イギリス紳士のようにスリーピースで仕立てることによって、
洗練された男性の色気を感じさせるスタイルとなります。

そして最近ではカラフルなプリントを施したシャークスキンも販売されています。

スタイル

様々な柄が販売されていますが、程よい厚みがあるために、
クッションカバーやエプロン、バッグなどにも応用されて人気となっています。

全国各地で行われている祭りで使用する演舞にも、
シャークスキンの法被が用いられています。

シャークスキンは染めやプリントをした際にもにじみにくいという
特徴があるため、チームで揃えたい法被には最適なのです。

 

スーツの歴史|スーツはいつ登場した?フランス革命との関係とは

1789年のフランス革命を境に、男性のファッションというのは大きく変わっていきました。

それ以前は、チャールズ2世が出していた「衣服改革宣言」に基づき、白いシャツに半ズボンで上からコートを羽織ると言うようなスタイルでした。ですが、フランス革命期はズボンが長ズボンに変化し、上着が米裾を切り落とし後が長いデザインになりました。

そのため、この時の服が現在のスーツの起源と言われています。現在のようなスーツの形になったのは1900年に入ってからで、当時は上流階級の服装として使用され、夕食時には必ずスーツを着てご飯を食べるような風習があったようです。

また、日本でスーツが広まるようになったのは明治時代で、日本では礼服として日常用に用いられるようになり、その後サラリーマンが使用する通勤着となっていきました。

特に、戦後にかけて日本では機械の発達が著しく、大量生産が可能になったので一般の人に広くスーツが普及するようになり、明治時代と比べて多くの人が着るようになりました。

1980年代以降のバブル期にはダブルボタンなどのルーズなシルエットが流行しましたが、現在では海外のものが主流になり、芯材が一切省かれているものが多いです。